こんにちは、ジャッカルソルト・DICEフィールドスタッフの櫻井です。
ソルトウォーターシーンでも活躍し始めた、I字系ミノー、セイラミノーについてご紹介したいと思います。
今までのルアーにはなかった「一見アクションしない」I字軌道アクションを有するセイラミノー。
デビュー直後からバス相手に圧倒的な威力を発揮したことは周知の事実です。
このアクションが果たして海の魚にも有効なのか、昨年のフィッシングショーで発表された時から大いに関心を寄せていました。
私がまず想定した相手はシーバス。淡路島では昔から外海が荒れる日に12cmクラスの比較的大きめのミノーで狙うというイメージが強いのですが、意外にも身近な存在で、夜間に漁港の常夜灯が照らす海面の影の部分に、50cmから80cm級までのサイズがサスペンドしている姿はよく見かけることができます。
見える魚を攻略してみたいのは釣り師の性(笑)でしょうけど、なかなかヒットに持ち込むことができません。
そういう時は、すでに相手もこちらを見てますからね。
そんな手強い相手にセイラミノーを投じてみると、これがアッサリと食ってきたのです。
しかも、セイラミノーを数回投げてから足元を見ると、数匹シーバスがウロウロとしている場面が何度もありました。
明らかにセイラミノーに興味を示して寄ってきたのです。
私が思うに、セイラミノーは水面下ギリギリをキープすることが可能です。プレッシャーが高い状況では、魚の目の前を横切るようなレンジで引いてしまうと、即見切られてしまう状況が多いのですが、I字軌道アクションが常に魚よりも上を通るので、魚に「?」と気付かせるような何かがあるのだと思います。
それでは、新たにソルトチューンされたセイラミノー80Sソルトver.とセイラミノー55Sソルトver.について、主な用法を簡単に述べさせていただきます。
80Sですが、上記の港湾部を夜間攻めるケースから説明します。
状況としては、常夜灯回りにイワシなどのベイトが集まっている時、シーバスがよく着くのは護岸の影の部分、つまり岸際が多いです。まずは、相手にこちらの気配が悟られないよう、やや離れた場所から影よりも1mほど沖の明るい部分を狙ってキャストします。
着水したら、そのまま灯りと影の境目をなぞるように意識して岸と並行にスローリトリーブします。ヒットが多いのはセイラミノーが明るい部分から影に入った瞬間ですので、集中してアタリを待ちます。タックルは、7フィートから9フィートのライトアクションがマッチするでしょう。
他には、ベイトを追ってボイルしている状況でミノーなどの通常ルアーに反応しない場合にスーッと引くと有効です。もちろん、都市部でのメインパターンの一つである、バチ抜け時にも大いに威力を発揮するでしょう。
あまり無茶はできませんが、40cm前後のツバスやサバには充分対応できます。
続いては、55S。
さすがにこの大きさではシーバスロッドでは扱いにくいのでキャリコなどのライトゲーム専用のタックルがマッチします。シーバス狙いでは、80Sにすれてしまった場合に出番が考えられます。
このサイズですからメバルを始めとする様々な魚種にも使ってみてください。
面白かったケースは、メッキ狙い。メッキは視力がいいので本来トップやミノー、ジグなどを使って高速リトリーブで攻める魚です。セイラミノーの場合、キャストして着水したら、そのままスローリトリーブ、一瞬ポーズを入れてからヘッドをすばやく左右に動かすように派手目のトゥイッチングを入れた瞬間に、メッキが飛び出してきて一気にひったくられます。
このようにセイラミノーのI字軌道アクションを生かしたスローリトリーブとトゥイッチングのコンビネーションは、他魚種にも応用できると思います。
セイラミノーは、これまで獲れなかった魚を狙えるだけでなく、I字軌道アクションを生かしてアングラーそれぞれに攻め方を工夫できるルアーです。ぜひ、あなたもこのアクションを試してみませんか?
■ジャッカル ソルト/DICEフィールドスタッフ:櫻井琢己氏
兵庫県淡路島在住 メバルやアジなどのライトソルトウォーターゲームから
シーバスやタチウオなど様々な魚種を狙うマルチソルトアングラー。